高田(コウダ)地区でクビアカツヤカミキリらしき痕跡を発見!危険な特定外来生物に警鐘

皆さん、こんにちは。永楽さくら保存会の阪上です。今回は、残念な自然情報をお伝えするべく、3月2日に訪れた奥山雨山自然公園での驚くべき出来事について報告します。

奥山雨山自然公園付近の高田地区の公園で、クビアカツヤカミキリらしき痕跡を発見しました。クビアカツヤカミキリは、サクラ、モモ、セイヨウスモモなどのバラ科の樹木に寄生し、これらの樹木を衰弱させ、枯死させる危険性がある特定外来生物です。

ここ最近では、近畿圏内でも被害が拡大しており、奈良県の高田千本桜や和歌山県のうめ農家さんなどが被害を受けているとの情報が入っています。クビアカツヤカミキリは、1個体あたり300個以上の卵を産み、孵化した幼虫は樹木の内部を食害し、成虫になります。これにより、寄生された樹木は衰弱し、最終的には枯死します。

この害虫の影響により、枯れた枝が落ちてケガを負う可能性があるため、早急な対策が求められます。クビアカツヤカミキリによる被害の兆候として、食べられた樹木からは「フラス」と呼ばれる木くずとフンが排出されることがあります。

↓↓↓ 実際の高田地区の桜 

一方で、クビアカツヤカミキリは2018年1月に特定外来生物に指定され、飼育や生きたまま持ち運ぶことは違法となっています。皆さんも十分な注意が必要です。

近隣の桜や果樹園など、樹木が多く存在する場所では、クビアカツヤカミキリの被害に備え、適切な防御策を検討することが大切です。今後の動向にも注目して、地域の自然環境を守るためにも情報の共有が重要です。

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